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辰野「むらとしょ」でプレオープンデー 編み物ワークショップや展示企画も

「本屋山山」店主の飯島未彩紀さん(右)

「本屋山山」店主の飯島未彩紀さん(右)

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 旧小野図書館を再生した複合施設「むらとしょ」(辰野町小野)が12月22日、「むらとしょプレオープンデー」を開催する。

イランから仕入れた手編みの靴下(本屋山山)

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 施設の運営を担うgoodhood社長の鈴木雄洋さんは「10月に施設を地域にお披露目するイベントを開催した後、会員制ワークスペースエリア、書店兼出版社の『本屋山山(やまやま)』、私設図書館『すずめ文庫』の3つのエリアが稼働している。来てくださる人が滞在しやすいよう、キッズスペースにこたつも置くなど、空間のアップデートも重ねている」と話す。

 当日は、本屋山山が企画する「冬の“まるまる”ミニガーランド」作りのワークショップや展示企画「冬の贈りもの展」、通常の本の販売に加えてイランの絵本や手編みの靴下販売、チャイの販売を行う。「すずめ文庫」では宮崎駿さんの著書「本へのとびら」より児童書お薦め30選を展示するほか、すずめ文庫が選ぶクリスマス絵本を特集。施設外では、バリスタchibiyuri(チビユリ)さんがコーヒーを販売する。

 山山店主の飯島未彩紀さんは「今回のイベントでは、来てくれる人に温かい気持ちで帰ってもらえるように、体と足を温めてもらえるような商品や飲み物を用意した。ワークショップは、編み物初心者でも簡単に作れるガーランド。初めてでも30分くらいでガーランドが一つ編めるので、編み方を覚えれば自宅でも作れるようになる。小学生以上であれば一人で編めるものを想定している。サポートもできるので、興味があればぜひ参加してほしい」と呼びかける。ミニガーランド作りは参加費500円で、1つのガーランドを作る。参加者希望者には、はさみや、あればかぎ編み針の持参を呼びかける。

 飯島さんは10月のお披露目から今までを振り返り、「まだまだ本の数は少ない中、地図アプリやSNSを見た人、地域の人が足を運んでくれている。個人書店なので、一冊一冊、こちらでセレクトして置いているが、本が好きなお客さまから『良いものを見つけることができた』などのうれしい声がけも頂き、やっていく中で手応えを感じる部分もある。企画展示も、作家のファンの方が何度も足を運んでくださったり、本屋の存在を知ってもらえたりしている。お客さまからのラッピング対応や本のリクエストも頂く。施設の本オープンに向けて、引き続きブラッシュアップしていきたい」と話す。

 開催時間は12時~19時(ワークショップは17時まで)。入場無料。

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