有志グループ「食と農の協議会どんぶらこ」が11月29日、「どんぶらこマルシェ」と食育講演会「心と体が元気になるミネラルの話」を中川文化センター大ホール(中川村片桐)で開催する。
未来に手渡していきたい食や農の在り方について考える同団体は、上伊那を中心に下伊那・木曽など県内から広くメンバーが集まり活動を行う。7月には「有機給食を学ぶ会」をテーマに勉強会や調理実習なども開いてきたが、マルシェや食育講演会は今回が初めての試みだという。
11時~15時30分には「どんぶらこマルシェ」を開催。上伊那・下伊那・木曽地域などから、農産物や加工品、天然酵母パン、焼き菓子、雑貨などが並ぶ予定。同団体代表の大島歩さんは「開催に当たり、『心と体が元気になるおいしいもの・すてきなもの』を掲げ、20を超える出店者を集めた」と話す。
13時~15時に行う講演会の講師には国光美佳さんを招く。国光さんは幼稚園・学童保育勤務を経て「子どもの心と健康を守る会」を設立。発達障害、低体温、睡眠障害などの改善例を発信し、全国で講演活動と通じて食と心の両面から家庭教育を支援する。今回の講演では、便秘・イライラ・偏食など、子どもや大人の悩みに寄り添いながら、ミネラル不足と現代の食生活の関係について、「データと実体験を交えて分かりやすく学べる内容になる」という。忙しい日々の生活の中でも取り入れやすい「ミネ活」レシピの紹介や実食体験も予定。
ほか、10時からは同会場でオオタヴィン監督が「オーガニック給食」にスポットを当てたドキュメンタリー映画「夢みる給食」の上映会(予約不要、参加費1,000円)も予定する。大島さんは「講演会や映画と共に、マルシェも多くの皆さんに楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~15時30分。講演会参加費は、事前予約=1,000円、当日参加=1,500円。