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伊那市、ブランドスローガン「森といきる 伊那市」発表 地域の方向性示す

発表の様子

発表の様子

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 伊那市は8月21日、市民や行政・地域事業者の、新しい地域の方向性を示すブランドスローガン「森といきる 伊那市」を発表した。

白鳥孝市長

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 2023年から進めてきた地域ブランディング推進の取り組み。ブランドスローガンを掲げるに当たり、伊那市の魅力について市内外1万人にアンケート実施。伊那市内の市民活動のリサーチや県外の事例など情報収集を行いながら伊那市事業の棚卸し、地域人材と市の魅力を探る会議などを重ねてきた。昨年からはスローガンなどの言語化や内容について検討してきたという。

 ブランドスローガンの発表の他、ロゴのお披露目や伊那市が地域ブランディングを通して目指す方向を示した「ブランドパーパス」、地域内外に発信する「ブランドメッセージ」も発表した。

 白鳥孝市長は「3年前に地域ブランド推進課を立ち上げたが、それ以前から『ブランド』について繰り返し議論を重ね考えてきた。森羅万象全てが森につながっていくという伊那市のブランドスローガン。新しいものを取り入れるということではなく、今あるもの、市民の皆さんの積み重ね、伊那らしい価値観を表現していこうと考えてきた。地方から、自分たちから地域を変えていくことが大事。ブランド化は一朝一夕にできるものではないし時間もかかるが、ゆっくりでも確実に伊那市の生きざまや向かうべき方向を実践していきたい」と話す。

 今後の取り組みについて、地域創造課の高橋隆文さんは「『森』というキーワードはこの地域ならではの森からもたらされる恵みと、伊那市での暮らし方や生き方を考え未来へつなぐ思考の道具にもなる。『森のような』という考え方を軸に、日常の中で体感し、気づき、語れる人を増やしたい。伊那市に関わる全ての人とブランドスローガンを通して地域を育み、次の時代につなげていければ」と期待を込める。

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