
「第77回信州辰野ほたる祭り」が6月7日~15日の9日間、辰野ほたる童謡公園(辰野町上平出)で開催される。
昨年は約12万2000人が来場した同イベント。期間中はホタルの鑑賞ができ、辰野駅前の下辰野商店街に屋台が並ぶ。土曜・日曜は歩行者天国になり、町民参加「たつのピッカリ踊り」も開催。踊りは既に約1000人がエントリーしており、昨年の15連から増えて22連で踊るという。
同園はホタルの餌となるカワニナやホタルの生息に適した用水路が整備され、毎年、町や地域住民などで草刈りや水路の清掃を行う。町内の「ホタルラボ」では、ホタルやカワニナの研究を行い、保護活動を継続してきた。園内は水路を囲むように遊歩道が整備され、展望デッキも設け、さまざまな角度からホタルを鑑賞することができるよう設計されている。昨年は約2万3991匹のホタルが出現した。「今年も同程度か、やや上回る数のホタルが出現しそう」と予測する。
実行委員会の垣内貴峰さんは「ほたる童謡公園内のホタルは、里山の日本の原風景に映える天然のイルミネーションのようだと言われる。下辰野商店街を中心に約160が出店予定で、飲食も楽しめるので、今年も多くの方に訪れてほしい」と話す。
来場者の混雑緩和のため、今年から園内を一方通行に変更。インバウンドや日本に住む外国人に向け、英語、中国語、韓国語、やさしい日本語で園内アナウンスを放送する。
ホタル保護育成協力金として入園料500円が必要。駐車場マップは観光サイトで掲載。土曜・日曜のみ30分ごとに満車情報を更新する。