
外国籍を持つ住民の生活や多文化共生のサポートを行う「多文化LIFE」が4月12日から、箕輪まち産業支援センター(箕輪町中箕輪)で日本語教室を開講する。主催は箕輪町役場暮らしの安全安心課。
「多文化共生」をテーマに、多国籍の料理教室イベントや学生の勉強のサポートなどを行う同団体。教室は曜日ごとにコースを分けて開く。土曜は日本語を勉強したことがない人向けの「日本語入門コース」、ひらがなやカタカナが読める人向けの「日本語基礎コース」(17時30分~19時)。木曜は日本の文化や生活を通して日本語を学ぶ、会話と体験が中心のコース(8時30分~10時)で、4月24日の初回は「子どもの日」をテーマに開く。火曜はオンライン開催(20時~21時)で、日本語のレベルに合わせグループ分けを行う。日本語教師の資格を持つ教師や専門講師が1人とサポーター3人が全コースに付き、「手厚いフォローが可能となった」という。
同団体代表の入倉眞佐子さんは「技能実習生として海外から日本に来る外国籍の人がいるが、仕事と会社を往復する生活になってしまい、日本の文化を知る機会がなかなか持てない。災害時の対策なども伝わっておらず、どこに避難するのか、緊急時に何をしたら良いのかを知らずにいる人も多い。海外から日本に来る人が年々増える中、日本のことを知ってもらう機会を設け、孤立しがちな環境を打破していきたい。もっと社会や地域とつながってほしい。多文化LIFEがその架け橋となれれば」と話す。
「見学だけでも可能。一人でも、友人とでも参加できる。単発の参加も可能なので、まずは気軽に来てほしい」とも。
受講無料。対象は16歳以上。申し込み優先。