「探究塾 グレートアカデミー」が1月19日、「いなっせ」(伊那市荒井)で開講する。
同塾を運営する笠井成樹さんは2014(平成26)年から5年間、慶応義塾大学SFC研究所で、主体的に物事を考え他者との対話を通して学びを深める「アクティブラーニング」を研究する傍ら、学生や社会人に学習プログラムを提供。N高等学校のアクティブラーニング設計や企業研修の監修などを手がけてきた。2024年3月に伊那市に移住し、これまでアクティブラーニングの体験イベントを行ってきた。
同塾では中学生以上の学生と大人が同じ空間で共に学び合う場を用意。笠井さんは「従来型の詰め込み教育ではなく、多ジャンルに興味を広げ、自由に考え対話を行う独自のプログラムを用意する。それぞれが興味関心を抱けたものを探究し、『学びたくなる』能動性が生まれることがアクティブラーニングの魅力」と話す。希望者には、高遠藩の学問所「進徳館」の教育手法「輪講」を採用したチーム学習なども用意する。
笠井さんは「自分の進路と向き合わなければならない学生にとって、親や教師以外のさまざまな大人と出会うことは多様な職業や生き方に触れる機会になる。社会人や保護者は改めて自分の専門性を探究したり、知識や視点の幅を広げたりするきっかけになる。塾を通して地域の人同士がつながる機会になれば」とも。
開講は月2回、日曜の14時~16時。利用料金は、学生=月6,800円、保護者=月5,800円、社会人=月7,800円。