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伊那出身の大学生が写真展 地元商店街や路地、人との出会いを記す

写真展を企画した宇田川紗登美さん

写真展を企画した宇田川紗登美さん

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 伊那市の中心街で写した写真を紹介する写真展「パブリックハウス ニューいな」が12月19日から、「すまいテラスいな」(伊那市荒川)で開催される。

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 企画したのは伊那市出身の大学生・宇田川紗登美さん。県外の大学に進学し、コミュニケーションデザインを中心に学ぶ中、一瞬で情報が伝わり強い印象を相手に残すことができる写真に興味を持つようになった。「カメラを持って町中を歩いていると、普段は通り過ぎてしまうような物事にも目を向けたくなる。小さな面白さに気付けるきっかけになったのが写真」と話す。

 町おこしになるような卒業研究に取り組みたいと地元に何度も足を運ぶ中で、商店街や路地の昔ながらの風景を「いいな」「魅力的だな」と思えるようになったと宇田川さん。寂れた看板を見ると「この看板はいつからあるんだろう、どんなお店なんだろう」と興味が湧き、次第に人に話を聞くようになったという。写真展では、地域に入って聞いた町の人のエピソードや物語を写真と共に紹介する。

 会場では、写真を大判で展示するほか、昭和のブラウン管テレビにスライドショーで映すなど、工夫を凝らしたという。宇田川さんは「伊那市は駅周辺の昭和建築・看板が今でも残っている場所。写真展の名前も昭和のスナックやパブをイメージして付けた。全日在廊しているので気軽に足を運んでほしい」と話す。

 開催時間は10時~17時。入場無料。12月23日まで。

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