地元産モミの木や木材を使った商品の販売やワークショップ、製材の実演などを行う「クリスマス森のマルシェ」が、12月7日、有賀製材所(伊那市西箕輪)で開催される。
地域の木材を製材・販売する同社。クリスマス用に販売するモミの木は、大きいものは3メートル、小さいものは棚の上に飾れるサイズをそろえる。林業事業体が伊那市内で伐採した木に台を取り付け、自立するように加工しているという。マルシェでは木工品やアロマ製品、飲食などを販売する9団体が出店する。
主催するミドリナ委員会は『伊那市50年の森ビジョン』の実現を応援する団体として、森と市民の暮らしを結びつける活動を行う。ミドリナ委員会の木平英一さんは「普段は足を踏み入れる機会が少ない製材所でのマルシェ。工場感がある製材所で、直径20センチから40センチの丸太を板にスライスする実演は見どころの一つ。端材で作る木工体験も毎年好評で、親子で熱心にテーブルや椅子を作る姿が見られる。たき火ブースや飲食の販売もあるので、森の産業の雰囲気を味わいながらのんびり楽しんでもらえれば」と話す。
今年は新たにクリスマスマルシェの子ども出店者も募集している。木平さんは「森が好き、森に興味があるという小学生以上で、出店してみたいという人がいれば声をかけてほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~15時。小雨、小雪決行。雨天、大雪の場合は中止。