「Café(カフェ)さんぽ日和」(箕輪町松島)が11月14日、箕輪町町民体育館近くにオープンした。
店主の渡辺啓子さんは以前訪問介護職に従事し、子ども食堂にボランティアとして参加していた。「娘たちが巣立ち自分の時間が増え、20代の頃から夢だったカフェの開業ができないかと考えた」と話す。松本市の「AGATA BAKERY(アガタベーカリー)」で働きピザ作りの腕を磨く傍ら、東京・恵比寿に毎週通って経営のノウハウを学び、出店にこぎ着けた。
店舗面積は17坪。席数はカウンター=2席、テーブル=14席。店の看板メニューは信州産全粒粉を使ったピザ。ピザ窯はケイ藻土でできており、能登の職人に依頼したという。
メニューは、マルゲリータ(1,000円)、ミックスピザ(1,100円)、スパゲティナポリタン、めんたいこ(以上950円)、カルボナーラ(1,000円)、包み焼きハンバーグ(ライス付き、ランチタイムはスープ付き、1,200円)、カレーライス(ランチタイムはスープ付き、950円)。ドリンクは、コーヒー各種、紅茶、アイスティー、ゆず蜂蜜(以上430円)、カフェラテ、抹茶ラテ、甘酒ラテ(500円)、空色のクリームソーダ、夕暮れ時のクリームソーダ(550円)、スイーツは、クリームあんみつ(630円)、クリームブリュレ(430円)、ティラミス(500円)、アイスクリーム(430円)を提供する。
「心が弱っていた時にたまたま入ったカフェでコーヒーの香りと店の雰囲気に癒された経験がある。将来的には、社会に出ることが難しくなってしまった人が一日15分でもリハビリとして働けるような場所になれば」と渡辺さん。「23年前に箕輪町に移住し、親戚も友人もいなかったが、町民が温かく迎えてくれたことで助けられた。町への恩返しになればうれしい」とも。
営業時間は11時~18時30分。日曜・月曜定休。