「お米とカレーのお店 こめる」(伊那市荒井)が11月5日、「天龍牛(てんりゅうぎゅう)とリンゴの牛すじカレー」の販売を始めた。
「こめる」店主の中村和也さんと、「48farm(シバファーム)」社長の柴勇一郎さん、実家が果樹園を経営しているという「こめる」スタッフの有賀由紀恵さんの3人で共同開発した同商品。「『食のもったいないをなくしたい』と思い、普段から廃棄食材を極力出さないよう意識した商品開発を行っている。今回は牛スジ肉とリンゴの規格外品を使った」と中村さん。
価格は1,400円。3カ月間の期間限定販売商品。黒毛和牛の牛スジ肉を、すり下ろしたリンゴ、みそ、赤ワイン、ニンニクに一晩漬け、7種類のスパイスを使ったカレーで煮込むことで辛さを抑えたという。白米の上には天龍牛と鶏ひき肉のドライカレーを載せ、2種類のカレーを楽しむことができる。付け合わせにリンゴの赤ワイン煮を添える。
柴さんは「中村さんに肉の良さを引き出してもらった。商品開発が地域の一次産業を活性化するきっかけになれば」と話す。有賀さんは「祖父や父が大変な思いで果物を作る姿を見てきた。普段は捨てられてしまう物を使ってもらえてうれしい。食べてほしい」と話す。
営業時間は11時~14時30分。金曜定休。