「第12回おてんとさんぽ」が11月2日・3日、荒神山スポーツ公園(辰野町樋口)で開催される。
地元企業の共和堂が地域貢献事業の一環で、観光資源が少ない辰野町を盛り上げようと2010(平成22)年に始めたイベント。地域住民から参画したいとの声があり、「手とてと手実行委員会」を立ち上げ、「100年後に残したいコト・モノ・ヒト発見」をコンセプトに掲げて開催する。
当日は、木工、アクセサリー、ガラス、陶芸、革細工など約100店舗が出店する。150組以上の応募の中から、多様なジャンルの出店になるように実行委員会が選考した。
特別出店では、廃材アーティストの高橋耕也さんが、廃材を使ったからくりオブジェの展示や販売を行う。高橋さんは「第16回ユザワヤ大賞展 金属部門最優秀賞受賞」をはじめとして数々の賞を受賞。町内の「かやぶきの館」や「信州フューチャーセンター」の装飾も手がけた。
会場には飲食スペースも設け、キッチンカー13店舗が出店。音楽やパフォーマンスなどのステージもあり、地元野菜や特産品の産直市も開く。子どもが楽しめるようにクラフトの体験や読み聞かせも行う。
実行委員会の伊藤優さんは「出店者と交流して、ものづくりの良さ、手仕事の温かみを感じてもらいたい。子どもから大人まで参加できる体験企画もあるので、楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~16時(3日は15時まで)。雨天決行。