伊那西芸術祭が10月19日から、伊那西地区全域で初開催される。主催は伊那西地区を考える会。
2021年から伊那市の「田舎暮らしモデル地域」に指定されている伊那西地区は、西駒ケ岳、小黒川、小沢川に囲まれた7エリアで構成する。伊那西地区を考える会メンバーで、伊那市地域おこし協力隊メンバーの石田健祐さんは「伊那西地区の素晴らしさを地区内外の人に改めて感じてもらえたら」と話す。
期間中、伊那西地区7カ所にある公民館を巡り、地域の歴史や文化にまつわるクイズに回答する「クイズ・スタンプラリー」、「伊那西・フォトコンテスト」を展開する。「フォトコンテストは懐かしい写真など過去の写真も受け付けている」と石田さん。フォトコンテスト入賞者とスタンプラリー応募者(抽選)には伊那西ゆかりの品物を進呈する。
10月20日は、ますみ荘近隣にある私有林で「暮らしと遊びと森のJAZZ Live」(12時~14時)を行う。チケットは、前売り=1,000円、当日=1,500円、伊那西割=500円。出演は、ジャズセッションを得意とする藤井政美トリオ。会場では、伊那西地域で採れた野菜や果物を使ったガレット、甘酒、コーヒーの販売も行う。隣接する森では、ハンモックやブランコなどを設置した「森あそび」コーナー(10時~12時)を用意する。伊那西地区を考える会メンバーの中村博さんは「暮らしと隣接している森を地域の方が提供してくれた。森林に囲まれた空間でジャズを楽しんでもらえたら」と話す。
11月2日はますみヶ丘の遊びの森で「森と農のなんでもアート会」を行う。会場では、野菜から絞った色素で絵を描く体験や、空に絵を描くような感覚が楽しめる「透明シートへのお絵かき」、「書」体験(参加費=500円)を用意する。
11月10日は伊那西小学校林間で、プロダンサーによる「参加体験型!森の演劇ワークショップ」を行う。11月16日は伊那西小学校で行われる「伊那西地区総合展」で、地域住民が制作した作品と共に芸術祭活動を振り返るブースを設置する。
石田さんは「期間中、伊那西地区に足を運び地域の魅力も感じてもらえたら」と話す。
11月19日まで。