ゲストハウス「喫茶とお宿とよはく わきみち」(箕輪町八乙女)が8月23日にオープンして1カ月がたった。
「箕輪町の暮らしを体感してもらいたい」と話す。店主の太田清美さんは2020年に名古屋から箕輪町に移住し地域おこし協力隊員として活動した後、同施設をオープンした。
オープンに当たり、地域の人と協力しながら内壁を塗装したり床板などを張り替えたりした。部屋数は2部屋で最大4人までの宿泊に対応する。基本プランは素泊まり。プラス500円で朝食付きへの変更にも応じる。共有スペースは不定期でシェアキッチンとしても営業を行う。
サイクリングガイドの資格を待つ太田さんが箕輪町周辺をガイドするプログラムも用意。施設内にはサイクリストも宿泊しやすいよう自転車ラックや工具などを用意する。年齢や障害の有無にかかわらず全ての人が安心して楽しめる旅行を目指す取り組み「ユニバーサルツーリズム」に賛同し、車いす利用者に対応したトイレやスロープを備える。
太田さんは「野菜作りや竹細工の手仕事など、地域の日常生活にも触れてもらえたら。足を延ばせば観光地にも行けて、自然の中でゆっくり過ごすこともできる。この場所での楽しみ方を見つけてもらえたら」と話す。
完全予約制。予約はインスタグラムのDMで受け付ける。