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伊那の菓子庵石川、地元「ときわの命水」を使った新商品「命水玉」発売へ販売

専務取締役の石川雄也さん

専務取締役の石川雄也さん

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 創業100年を超える伊那の菓子庵(あん)石川(伊那市荒井、TEL 0265-72-2135)が7月29日、「ときわの命水(めいすい)」を使った「命水玉」の販売を期間限定で始めた。

ときわの命水を使った「命水玉」

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 同店は「伊那谷を贈る」をコンセプトに伊那谷の食材を多く使い、定番商品から限定商品まで30種類ほどの商品をそろえる。今回、水を使った商品を開発する中で、地元の水を使いたいとの思いから「ときわの命水」を選んだ。

 「ときわの命水」の水源地は伊那市富県の貝沼区。大学の調査で、海の中の成分に加え、地層の中のミネラルも含む水であると確認された。ヨーロッパでもっとも権威ある15の調理師協会および国際ソムリエ協会(ASI)に属するシェフやソムリエで構成されている審査員による審査で、最高位の「3ツ星」を3年連続で受賞した製品に与えられる「Crystal Taste Award(クリスタル味覚賞)」や、モンドセレクションのビール・ソフトドリンク部門で「最高金賞」を受賞した。

 専務の石川雄也さんは「形状を維持するために使う寒天の量を極限まで抑えたことで、やわらかな水の食感を再現した。硬すぎずやわらか過ぎないように固める寒天の量に苦労したが、これからの季節にぴったりなお菓子となった。きな粉と黒蜜も国産のものを使っている。口の中で水になるような、水がはじけるような食感を楽しんでもらえれば」と話す。

 「熱中症対策や水分補給としても使ってもらえる。夏の手土産やお盆の贈り物としても手に取ってもらえたら」とも。

 営業時間は9時30分~18時。日曜定休。価格は1個300円。9月中旬ごろまで販売。

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