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辰野町出身フルート奏者・赤羽泉美さん、デビュー10周年記念コンサート

辰野町出身で在住。ボサノバフルート奏者の赤羽泉美さん

辰野町出身で在住。ボサノバフルート奏者の赤羽泉美さん

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 ボサノバフルート奏者の赤羽泉美さんが10月14日、メジャーデビュー10周年記念コンサート「森薫るボッサ」を辰野町民会館ホール(辰野町中央)で開催する。

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 赤羽さんは辰野町出身。5歳からピアノを、12歳からフルートを、それぞれ始め、昭和音楽大学に進学した後、2007(平成19)年にブラジル音楽に出合う。ゆったりとした雰囲気のボサノバのハーモニーの美しさ、生活感のあるメロディーや歌詞にひかれ、ボサノバやサンバの演奏活動を開始。2014(平成26)年12月に「ホワイト・ボッサ」でメジャーデビューし、翌年には辰野町若手PR大使「ふるさとパートナー」に就任した。子宮頸がんの闘病経験を経て、地域に貢献したいと中学校の吹奏楽部の指導や、同町の飲食店などで小規模のライブを行うなど、地域に根差した音楽活動を行ってきた。がん予防啓発活動にも取り組む。

 当日は、赤羽さんと長年にわたり共演してきたギター奏者2人とバイオリン奏者1人が出演。「とおんきごうの森」や辰野町を思った曲「ほたるの花咲く里」など15曲を披露する。「とおんきごうの森」は動物たちが森でコンサート案内を作る様子を曲にしている。ヒントにしたのは、カーテンを開けると窓の外に鹿がいるなど、動物が身近だった幼少期の思い出という。

 開催に合わせ、演奏と観客の声や拍手などをライブ録音。CDを制作する。ジャケットのデザインを同町のデザイナーに依頼するなど多くの町民で作る「辰野町産」CDとし、ふるさと納税の返礼品認定を目指すという。

 赤羽さんは「ブラジル音楽の明るく、生命感がある音楽に闘病中も助けられていた。ボサノバはリオの海を連想させるが、海が遠い辰野でボサノバというミスマッチが面白い。山に囲まれた地域だからこそ生まれた、木の間をすり抜けるような森薫るメロディーを感じてもらいたい。気軽に足を運んでもらえれば」と話す。

 14時30分開演。料金は、前売り=2,500円、当日=3,500円、小学生以下無料。全席自由。

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