伊那谷の観光コンテンツや地域の文化を表現した「伊那谷イラスト歳時記展示会」が現在、「南信州ビール株式会社直営レストラン味わい工房 駒ヶ根ファームス2階」(駒ケ根市赤穂)で開催されている。主催は長野伊那谷観光局。
伊那谷地域の魅力や見どころを紹介しようと企画した「伊那谷イラスト歳時記」。おととしから伊那谷在住のイラストレーター3人が地域の観光や文化をイラストで表現し、GIF動画にして伊那谷観光局のウェブサイトで公開してきた。事務局の吉岡理恵さんは「写真だけでは表現できない地域の観光スポットや文化を伝えたいと考える中で、動くイラストで表現する企画が立ち上がった。3人が現地へ足を運び、取材をして作品にしてくれた」と話す。
会場には24作品を展示。各作品の下に2次元バーコードを設け、スマートフォンで読み込むと、動くイラストと制作したイラストレーターのコメントが見られる。展示ブースの一角には、9作品の缶バッジが入ったカプセルトイも設置する。
駒ケ岳をモチーフに「雲の上へ」という作品を手がけた大宮のぞみさんは「地元出身なのでもともと観光スポットや伝統文化それぞれの名前は知っていたが、今回改めて関わる地域の人たちにインタビューしたことで、地域の人たちから見た、山だけではない地域の魅力や思いも感じることができた。駒ケ岳をモチーフに描いたイラストは30枚のイラストを重ねている。話を聞いたことで山だけでは終わらない広がりを作品に描くことができた。観光で来る人はもちろん、地元の人にも見てほしい」と話す。
展示時間は11時30分~20時(月曜を除く)。水曜・木曜定休。7月30日まで。