農林業をはじめとした自然資源や地域資源を生かした地域づくり・ビジネスづくり・文化づくりがテーマのイベント「SEES CONFERENCE(シーズ・カンファレンス)」が2月23日、産官学連携拠点施設「inadani SEES(イナダニシーズ)」(伊那市西箕輪)で開催される。
1年ぶり2回目となる同イベント。今年のテーマは「土の経済学」。企画担当者・塚田里菜さんは「物理的な土というより『育てる土壌』として今回のカンファレンスを用意した。すぐにスケールアップするビジネスや事業だけではない、ものづくりの現場から『土壌』を手がかりに、仕事のあり方を掘り起こし、人と自然の新しい経済関係を耕すような機会になればと企画した」と話す。
11時からは「ロングライフデザイン」をテーマに全国各地のその土地の「らしさ」を表した商品を扱うショップや雑誌を展開するD&DEPARTMENT(ディー アンド デパートメント)副代表の黒江美穂さんをゲストに迎え、店舗での実践から見えてきた「土地に根を張る」ことについて、伊那谷の風景や取り組みとも重ねながら話す。
13時からのセッション「地域の土壌を耕すビジネス」では、地方で廃校や廃駅舎、古民家などをリノベーションして再活用・事業を行うデキタの時岡壮太さん、plower(プロワー)の茶屋尚輝さんを招き、greenz(グリーンズ)の増村江利子編集長がファシリテーターを務める。14時40分からのセッション「関係性が広がるものづくりの土壌」では、事業を行う組織作りに焦点を当てたクロストーク。藤原印刷専務の藤原隆充さん、平安伸銅興業執行役員の羽渕彰博さんを招き、日本総合研究所チーフスペシャリストの井上岳一さんがファシリテーターを務める。
塚田さんは「午前中のトークではその土地らしさを発掘して商品やコンテンツを販売するD&Dの事業を紹介してもらいながら事例を話していただく。伊那谷でどう生かせるのかヒントを得る時間になれば。午後のセッションでは、その土地にもともとあったものに改めて価値を付け事業を行う実践者の着眼点や、それを行う組織作りに焦点を当てるクロストーク。全国各地のキーマンを呼んでいるので、他地域の実際や視点も得られる機会になれば」と参加を呼びかける。
開催時間は10時30分~18時。参加無料(昼食・交流会は別料金・事前申込制)。