学ぶ・知る

伊那でドキュメンタリー映画「食べることは生きること」上映 100人鑑賞

上映会のチラシを手にする伊那市有機給食コーディネーターの三宅のどかさん(食べることは生きること)

上映会のチラシを手にする伊那市有機給食コーディネーターの三宅のどかさん(食べることは生きること)

  • 0

  •  

 ドキュメンタリー映画「食べることは生きること~アリス・ウォータースのおいしい革命~」の上映会が1月30日、伊那市立図書館(伊那市荒井)で開催された。

感想共有の場では野菜で作ったふりかけの有機米おにぎりが配られた(食べることは生きること)

[広告]

 主催は、農家や食に関心のある人、有機給食を志す人など約10人から成る有志団体「伊那市有機給食を進める会」。同作は、1971(昭和46)年に米カリフォルニアでフランス料理店「シェ・パニース」を開き、地域の農家と食べ手を直接つなぐ料理を実践してきたアリス・ウォータースさんの思想と歩みを描く作品。地元の旬の食材を生かした料理を通じて世界中の料理人や教育者に影響を与え、「おいしい革命家」「オーガニックの母」とも呼ばれるアリスさんが2023年に来日し、学校給食を味わい、生産者や料理人と触れ合う様子が描かれている。当日は3回上映し、延べ約100人が鑑賞。地域の関心の高さがうかがわれた。

 上映後には、有機米のおにぎりを食べながら感想を共有する時間を設けた。参加者からは、「農家は大地の守り手であり、その仕事は美しいという言葉に勇気をもらった」「平和を作るのには食と教育と農が最善の手段だという言葉が印象的だった」「人とのつながりの大切さを改めて考えた」などの声が聞かれた。

 伊那市有機給食コーディネーターの三宅のどかさんは「会のメンバーから映画を紹介され、食と教育、生産者を大切にする姿勢に共感し、今回の上映会を企画した」と話す。映画の中で描かれた、学校と食を結びつける『エディブル・スクールヤード』の考え方についても、「食を入り口に、子どもたちが社会や自然とつながっていく点が印象的だった」と感想を述べた。

 伊那市では2024年12月、市内全小中学校で1カ月間、有機米を使った給食を提供した。三宅さんは「市では農産物を届けるだけでなく、農家と子どもをつなぐことも大切にしている」とし、農家による出前授業などの取り組みを紹介。「伊那の実情に合わせながら、できることを一つずつ積み重ねていきたい」と今後を見据える。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース