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伊那の放課後等デイサービスが山寺に移転 子どもの特性に合わせた支援を

施設の受付に立つ代表の植村ゆき絵さん(プラスクオリティ)

施設の受付に立つ代表の植村ゆき絵さん(プラスクオリティ)

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 児童発達支援事業「プラスクオリティ」と放課後等デイサービス「プラスクオリティII」が1月13日、伊那市山寺に移転した。

挑戦したいことに取り組み、達成感や自信を育む「力の部屋」(プラスクオリティ)

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 運営は、全国展開する「こどもプラス」のフランチャイズとして児童発達支援事業と放課後等デイサービスを運営してきたスノーリンク。同社は約10年にわたり、松本短期大学名誉教授の柳沢秋孝さんが考案した、幼児・児童向けの運動プログラム「柳沢運動プログラム」を取り入れ、運動を中心とした支援を行ってきた。一方で、運動が苦手な子どももいることから「一人一人に合った支援の形を広げたい」と移転を機に内容を発展。新施設では、選択理論心理学を取り入れた新たな取り組みを行う。

 施設内には「生存」「楽しみ」「愛・所属」「自由」「力」の5つの欲求に基づいた部屋を設けた。来所した子どもたちは、その日の気分や状態に合わせて自ら計画を立て、利用する部屋を選択。各部屋で用意された活動や支援を受ける仕組みとなっている。代表の植村ゆき絵さんは「行動や課題を表面的に捉えるのではなく、『どの欲求から来ているのか』という背景に目を向ける点が、選択理論心理学を用いた支援の特徴」と話す。施設では、発達障害のある子どもたちが取る行動を、なぜその行動に至ったのか背景から理解し、向き合える人や地域を増やしていくことを目標にしているという。

 伊那市内では、放課後等デイサービスの事業所数が少ない状況が続いており、その背景には保育士など専門人材の不足があるという。植村さんは「『私たちは、あなたの毎日の幸せと笑顔をつくるパートナー』を理念に掲げている。支援する側も無理なく、幸せを感じながら働ける環境づくりが必要と考え、スタッフの働きやすさにも配慮した施設づくりを進めてきた。仕事を通して地域課題と向き合い、自己実現できる場として、職員にもやりがいを感じてもらえれば。子どもと支援者の双方が幸せを感じられる支援の形を模索し、地域に根ざした福祉のあり方を発信していきたい」とも。

 営業時間は9時~18時。土曜・日曜定休。

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