映画「星野先生は今日も走る」の上映が1月10日、「伊那旭座」(伊那市荒井)で始まった。長野県内では同館のみで上映する。
主演のお笑いタレント・みやぞんさん(写真提供=相馬雄太監督)
同作は新任教師の星野が令和を生きる子どもたちに全身全霊でぶつかっていく「爽やか教師物語」に見せかけ、予想外の展開を迎えるヒューマンドラマ。お笑いタレント・みやぞんさん初主演の映画で、原案・監督を務めるのは、2025年1月に初の商業長編映画「僕のなかのブラウニー」が全国の映画館でロードショー公開された相馬雄太さん。脚本は映画「明日の記憶」で日本アカデミー優秀脚本賞を受賞した三浦有為子さん。
相馬監督は「日本にない映画を作りたいと思ったのが今回のきっかけ。『教師物語』が好きで僕自身さまざまな映画を見てきたが、全てに共通することは、熱血先生が出ると最後は子どもとの心の触れ合いが起こりハッピーエンドで終わること。しかし実際の教育現場では、そんな風にうまくいくことばかりではない。今回の映画は、みやぞんさん扮(ふん)する教師、星野裕一が、不登校、ディスレクシア、教育虐待を受ける子どもたちと出会い、関わる、その『在り方』に着目してもらい、見た人がどの段階で違和感に気づくのかがテーマ」と話す。
同館での上映は、相場監督が自ら映画館に依頼して実現したという。「学生時代から駒ケ根市の団体でボランティアに関わらせてもらっていたことがあり、上伊那地域の魅力を知っている。今回、長野県内でどうしても上映したくて直談判した」と振り返る。「僕自身も学童保育や野球監督のボランティア活動を行っているが、子どもと接する自分が全て正しいと思ってはいけないと常に感じている。この映画がリアルに子どもと接することの難しさや、その中でも何が最善かを考えるきっかけになれば」と鑑賞を呼びかける。
上映時間は67分。チケットは、一般=1,800円、大学生・高校生=1,500円、中学生・小学生=1,200円、幼児=1000円(現地購入のみ)。上映は2月5日まで。