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伊那・長谷地区で移住者と地元住民が語り合う 長谷地域交流会に31人参加

溝友館で意見交換を行う参加者たち

溝友館で意見交換を行う参加者たち

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 「長谷地域交流会」が11月1日、溝友館(伊那市長谷溝口)で開かれた。主催は地元有志で構成する「溝口未来プロジェクト」。

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 同団体は長谷地域で移住・定住促進を目的に活動する団体で、伊那市の「田舎暮らしモデル地域」の受け入れ団体。空き家宅地部会、産業創生部会、生活環境部会があり、移住検討者に空き家の案内や長谷地区の案内、移住後のサポートも行う。

 当日は地元住民や移住者、移住検討者など31人が参加。参加者の半数は親子連れで、大人は30~80代の幅広い世代が集まった。1部では3班に分かれ、「長谷の魅力」「暮らしてみて気づいたこと」「地域に望むこと」の3テーマで意見を交換。20分ごとに班のメンバーを替えながら対話を重ねた。参加者からは「自然環境や人の温かさ」が魅力として挙がる一方、公共交通の不便さや高校生の移動手段など地域課題にも意見が及んだ。

 2部では軽食を囲んで懇談を行い、より親しい交流が生まれた。移住先を探しているという県外から参加した親子は「住民や移住者双方の話を聞けて、とても参考になった」と話していた。

 代表の中山勝司さんは「移住者と一緒にふるさとをつくる」という思いの下、コロナ禍以前から交流会を企画してきた。長谷地域交流会としては今回が2回目。地元の方と移住者が気軽に意見を交わし、地域づくりを共有できる場を続けていきたい」と今後を見据える。

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