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「日本100名城」にも選定される同園。事務局の丸山舞さんは「高遠といえば桜が有名だが、園内に植えられている250本のカエデが色づいた景色も見応えがある。中央アルプスが雪をかぶるシーズンにも入ったので、本丸跡地から見る中央アルプスと手前の紅葉とのコントラストも見どころ。白兎橋からの眺めも良い」と話す。
イベント開催期間に合わせ、場内ではさまざまなイベントも企画する。1日のオープニングでは、高遠高校生徒による「書道パフォーマンス」を行う。メインイベント「殿様グルメヒストリア」では、藩主の保科正之公が愛した、辛み大根のしぼり汁と焼きみそを合わせた「からつゆ」で食べる「高遠そば」が食べられる「新そばまつり」を企画。高遠閣で期間中毎日、提供する(10時~14時)。11月8日・9日は、山形を代表する秋の名物「芋煮会」を初開催。保科正之公が高遠藩から最上藩(山形)に転封した縁にちなみ、数量限定(一杯500円)で販売する。
3日11時からは「伊那よさこい青龍」による演舞、13時からは「高遠ばやし」の巡行を行い、9日10時からは「高遠太鼓」の演奏を予定。ほか、「クイズラリー謎解き調査団」「防災キーホルダーをつくろう」など子連れで楽しめる企画や、地元商工会や組合が地酒の試飲販売会や高遠菓子の販売、野だて、キッチンカーなどの出店も行う。
丸山さんは「『高遠そば』の人気も年々高まっていて来場者も増えている。桜の季節とはまた違った景色が楽しめるので、ぜひ足を運んでもらえれば」と呼びかける。
 出店時間は10時~14時。11月9日まで。