未就学児~高校生が出店する「つながるキッズフリマ」が11月8日、春日公園(伊那市西町)で開催される。主催は伊那商工会議所青年部。
地域の子どもたちが店長として販売体験を行うことで、働く喜びや人との関わりの大切さを学ぶ機会を提供したいと企画した同イベントは今回が初開催。子どもたちが出店者となり、使わなくなった玩具や本、衣類などを販売する。企画委員長の宮原健さんは「子どもたちに体験できる機会をつくりたいと企画した。3つのミッション『えがお』『お礼』『あいさつ』をキーワードに、子どもたちが自分で考え、工夫し、行動する力を試すきっかけになれば」と期待を込める。
10月27日に行われた参加者事前説明会には40組ほどの親子が訪れ、出店のイメージや準備するもの、当日の運営ルールなどを学んだ。「当日、来場者には各店のスタンプカードにシールを貼ってもらう。3つのミッションを達成した店には『働く商人認定証』を進呈する仕組みも用意している。子どもたちがお客さまとのやりとりを通して、自分の得意なことや苦手なことを発見するきっかけにもなれば」と宮原さん。
当日はキッチンカーの出店や、フリマ会場で商品を購入するともらえるチケットで子どもたちが楽しめる「縁日ブース」なども用意。会場には「寄付の木」パネルも設置する。寄付した人には「葉っぱカード」を渡し、その場で寄付への思いを記載してもらいパネルに貼っていく。集まった寄付金は市内の小学校に全額寄付する。
宮原さんは「子どもたちが楽しみながら学べる場になるとうれしい。出店もあと少し枠があるので、興味のある人は参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~14時。雨天時は伊那商工会館イベントホールで開催。