保護したウサギの譲渡会が11月1日と22日、伊那市合同庁舎(伊那市荒井)で開催される。
多頭繁殖により伊那保健所管内で引き取った55羽のウサギの緊急譲渡の機会として開く同会。10月5日・25日に開いた譲渡会では計25組が譲渡を希望し、33羽のウサギに新たな家族が決まったという。伊那保健福祉事務所の小木曽郁子さんは「前2回の譲渡会では、ウサギの飼育を既に経験している方も多かった」と話す。
譲渡対象のウサギは雑種で白色、大きさは小型。穏やかな性格のウサギが多いという。譲渡条件は、原則県内在住者で、家族全員からウサギの飼育に同意が得られていること、譲渡会当日に行う「ウサギの飼い方教室」の受講など。飼育環境が整っていない場合や、持ち帰り用ケージの持参がない場合は当日の譲渡ができない。
小木曽さんは「ウサギの特性をしっかり理解した上で、譲渡先でも家族の一員としてウサギと関われる方に譲渡したい。参加を希望する場合は前日までに電話で予約を頂きたい。全羽に新たな家族が決まってほしい」と期待を込める。
開催時間は11時~12時30分。要事前予約。伊那保健福祉事務所 食品・生活衛生課(TEL 0265-76-6839)で受け付ける。