
「赤そばの里」(箕輪町上古田区金原)に咲く「高嶺ルビー」の花が見頃を迎え、ピンクに色づいた景観が広がっている。
9月20日に開場した「赤そばの里」は約4.2ヘクタールあり、住民有志から成る「古田の里赤そばの会」が5月から草刈りなど整備を進めてきた。同会は「中箕輪蕎麦(そば)組合」の栽培を引き継ぎ、2006(平成18)年に発足。会員数は約100人で、耕作や販売、そば処の運営などを行う。今年で発足20周年を迎えたことから記念事業として、コンサートや野だてなどを企画した。
9月27日には里の中腹になる広場で、ハーモニカの「みのわハーモニー」(箕輪町)や「アルプスホルン駒ヶ根」(駒ヶ根市)、オカリナサークル「ルイーネあかね」が、それぞれ演奏を披露した。会員グループによる野だても行い、限定200人で抹茶を振る舞った。10月4日も11時から「アルプスホルン駒ヶ根」、13時から大正琴「みこま」(駒ケ根市)が演奏予定で、野だても同様に行う。
そば処の向かいにある直売所では、初の試みとして「古田の里オーガニック・ミニマルシェ」を開催し、地元生産者が作る野菜や果物目当てに多くの人でにぎわった。
押野光会長は「寒さも増してきたおかげで、高嶺ルビーのピンク色がさらに濃くなってきている。多くの人に楽しんでほしい。10月4日にも記念イベントを開くので、足を運んでもらえたら」と呼びかける。