
工作教室「つくるこつくりて」のプレ開催が9月23日、伊那市立図書館(伊那市荒井)のギャラリースペースで行われた。企画したのは加藤協子さんと三上麻里さん。
8月に始めた同教室。これまで小学生を対象とした「おめんをつくろう」、未就学児を対象とした「えのぐあそび」と、2度のプレ開催を実施。3度目となる今回のテーマは「しっぽをつくろう」。主に小学生を対象とし、小学生9人と幼児2人が参加した。
教室のコンセプトは「『つくる子』と『造り手』を結ぶ 『つくる子』が『造り手』になる」。あらかじめ材料や作り方を決めず、子どもたちが自由に選択し、思い思いの方法で創作することを重視する。教室には絵の具、段ボール、粘土、画用紙、針金などに加え、加藤さんと三上さんや2人の家族から集めた、余っていたリボンや端切れ、毛糸玉など多種多様な材料を並べ、子どもたちは自由に想像を膨らませ試行錯誤しながら創作に没頭した。
加藤さんは「愛知県から伊那に移住して4年。自分の子どもに自由にものづくりができる教室に通わせたいと思ったのが開設のきっかけになった。前回のプレ開催『おめんをつくろう』では『作ったものを持ち帰って家でも遊んだ』など、うれしい感想をもらい、今回も身に着けられる『しっぽ』をテーマに企画した」と話す。「今後は月2回ほどの定期的な開催を予定している。ゆくゆくはプロの作家を講師として招く回も設けたい」と意気込む。
次回開催は、小学生対象=10月18日15時30分~17時と同22日16時30分~18時、未就学児対象=10月22日10時30分~12時。要予約。