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伊那でそば猪口作りとそば打ち体験 入野谷在来そばの手打ち十割味わう

地域おこし協力隊員でそば打ち職人の下平彩楓さん

地域おこし協力隊員でそば打ち職人の下平彩楓さん

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 そば猪口(ちょこ)作りとそば打ちの体験イベントが9月13日から「ハルヒポタリースタジオ」(伊那市西町)と「蔵の宿 みらい塾」(長谷)で開催される。

そば猪口は色の異なる粘土で装飾を施す

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 伊那市地域おこし協力隊員でそば打ち職人の下平彩楓さんが企画担当する同企画。そば打ち職人としてそばに関わる中で、提供するそばに使うざるなども自身で編んできた下平さん。参加者にもそば打ちの他に何か形に残るものをと考え、陶芸家のこいけちえさんにそば猪口作りの指導を依頼したという。「自分がしてみたい、わくわくすることを考え、今回そば猪口作りもセットにした。そば猪口は色の異なる粘土で装飾を施す。焼成前後の色の変化も楽しんでもらえる。形も自由に成形してもらえたら」と下平さん。12月のそば打ち体験時にはそば猪口が完成しているスケジュールになっているので、自分の作ったそば猪口で手打ちそばを味わうことができるという。

 そば打ち体験で使うそば粉は、6粒から復活したという伊那市高遠地域の品種「入野谷(いりのや)在来種」で、「香りが良く小粒で、うまみが強いのが特徴」だという。下平さんは「生産者でもあるみらい塾でそば打ちができるので、生産者の声も届けることができる。また入野谷在来種は粘り気が強い性質をもっているので、十割そばにしても切れにくく、初心者でも打ちやすい品種」と話す。

 日程は、9月13日=「そば猪口作り」、12月13日=「そば打ち体験」のAスケジュールと、9月14日=「そば猪口作り」、12月14日=「そば打ち体験」のBスケジュールを用意。下平さんは「中学生以上が参加できるので、世代を問わず、そばに興味がある人を始め、気になったら参加してほしい。新しいことに興味を持つきっかけになれば」と呼びかける。

 開催時間は、そば猪口づくり=10時~12時30分、そば打ち体験=10時~14時。参加費は、そば猪口づくり=3,800円、そば打ち体験=2,300円。定員は各回5人。

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