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伊那で「奏の森の冒険ミュージカル」 出演者と観客が上演中に小屋を共創

「奏での森」の演出を担当する杉浦歩実さん(左)と出演者たち

「奏での森」の演出を担当する杉浦歩実さん(左)と出演者たち

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 中川村で活動するコミュニティーグループ「奏(かなで)の森」と「カナデル幸響楽団」が7月27日、体感型公演「奏の森の冒険ミュージカル!」を長野県伊那文化会館(伊那市西町)小ホールで行う。

リハーサルに励むスタッフと出演者の様子

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 「奏の森」は中川村にあるコミュニティースペース。荒れ果てた森林を有志メンバーが整備し、ステージや正六角形のハニカムハウス(小屋)を建て、「みんなが集い自由に交流できる場」を持つ。同作の演出を手がけた杉浦歩実さん「ここでは、循環型の暮らし体験や『森のほいくえん』、フリースクール、音楽教室、オーガニックカフェや畑など、関わる人がそれぞれの得意を持ち寄り、自然と人をつなぐさまざまな営みが日々繰り広げられている」と話す。カナデル幸響楽団によるライブ演奏などアート活動も活発に行われているという。

 今回の公演は「奏の森」に見立てた空間で、カナデル幸響楽団の団員と観客が一緒に歌って踊り、音楽を奏で、小型のハニカムハウス(小屋)を、実際に会場にいる観客と作ることに挑戦するなど、出演者と観客が全身を使いミュージカルを体感する内容。杉浦さんは「実際の奏の森のように、荒れ果てた森も、人が手を加えて整備すれば誰もが集える場所として息を吹き返すことができる。音楽、踊り、映像を通じて森の存在や自然の大切さを伝えていけたら。来場者が感じるまま、楽しく自由に過ごしてほしい」と話す。

 当日、別会場「プラネタリウム」では実際に存在する「奏の森」を、散歩しているかのような映像作品もループ上映。観客はチケットを提示すれば無料で鑑賞できる。

 開演時間は、1回目=10時30分、2回目=14時30分。チケットは、一般1,000円、高校生以下無料。プラネタリウムでの映像上映は11時45分~14時、15時45分~16時30分の間、繰り返し上映。高校生以下と小ホールのイベントチケット保有者は無料。それ以外は400円。

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