
交流農園「ゆかいな野菜村」(箕輪町下古田)を営む山川みゆきさんが6月15日、季節の野菜や果物を楽しむことができるカフェ「花フェ(カフェ)」をオープンする。
農園で採れた野菜や果物を使った料理を提供する同カフェ。農園の景色を眺めながら飲食を楽しむことができるのが特徴で、調理場で作った料理を園内に設置した屋根付きのウッドデッキテラスで提供する。
メニューは、ブランチ(800円)、ブランチにドリンクとデザート付き(1,100円)、コーヒー、紅茶、フルーツシロップが選べる「サイダー」(以上280円)、ミルクコーヒー、ミルクティー、カフェモカ、アイスクリーム(ジャム付き)、クリームチーズパンナコッタ(ジャム付き)、パウンドケーキ(以上300円)、ドリンクとスイーツセット(500円)、季節のフルーツ(時価)。
農園では、トマト30品種を中心に20種類の野菜や果物を栽培する。夫の正信さんは今年の3月まで町の地域おこし協力隊員を務めていた。箕輪町に来る前は山形県で農業に従事しており、当時、妻のみゆきさんは、トマトを使ったフルコースを提供するカフェを営んでいたという。7年ほど前に正信さんが脳卒中で倒れ左半身まひとなり、カフェをやむなく閉店。その後、箕輪町で再び農業を始めたことをきっかけに、もう一度カフェを開業したいと、1年ほど前から準備を進めてきた。「最近は毎日早起きして、オープンに向け準備をしている。忙しいけれど、とても充実している。景色がメインディッシュなので」とみゆきさん。
オープン記念イベントとして、15日の14時~15時に伊那フィルハーモニー交響楽団メンバーによる演奏会も予定する。みゆきさんは「景色もきれいなので、多くの方に景色を眺めながら演奏も楽しんでほしい。当日は店のお披露目のため、14時以降はカフェでの飲食提供ができない。飲み物や帽子、椅子など持参していただければ」と呼びかける。
営業時間は10時~14時。雨や風が強い日は休業。