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伊那の産官学連携支援拠点「SEES」、レンタルオフィス利用者募る

3部屋のシェアオフィスの入居者を募集する(画像はLab3の室内)

3部屋のシェアオフィスの入居者を募集する(画像はLab3の室内)

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 伊那の産官学連携支援拠点「inadani SEES(イナダニ・シーズ)」(伊那市西箕輪)が5月1日、6月からのレンタルオフィス利用者募集に向け、オンラインで説明会を開いた。

Lab8と9の室内(家具はイメージ)

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 2023年5月に伊那市の施設として開設、運用面を民間に委託する形で運営を続けて来た同施設。「Lab(ラボ)」と呼ぶレンタルオフィスの貸し出しのほか、コワーキングスペースエリア、イベントなどを行うホール、会議室などを備える。4月から、農林業やものづくりなど、森と暮らしをつなげる事業などを営む「やまとわ」(西箕輪)が指定管理者となり運営する。

 説明会には県内外から11人が参加。同施設が位置する伊那谷の自然やSEESと地域の関わり、SEESを利用するさまざまなメンバーの紹介などを行った。SEESスタッフの大野木雪乃さんは「現在はドローンセンシングの技術を活用して林業や農業の課題解決を目指す会社や、地域材活用・森林コンサル事業、地域の素材を使ったクラフトビールの製造・販売を行う会社など、地域の自然資源に関わる事業を行う事業者が利用している。地域との連携を強めたいとサブオフィス的に使う事業者や、伊那での活動を深めていきたい人など、多岐にわたる」と紹介した。

 ラボは最大3年まで利用可能。今回募集するLab3の面積は22.4平方メートルで月額4万4,000円、Lab8、9は44.7平方メートルで月額8万9,000円。全部屋にコンセント、電話コンセント、LANケーブル端末プラグを備える。

 大野木さんは「農林業などに携わる事業者に、横のつながりやPRの支援、産官学連携のサポートなどを一緒に行っていきたい。県内外を問わず、伊那を拠点に活動したい個人・事業者がいれば、ぜひ応募してほしい」と話す。

 応募締め切りは5月14日。

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