
「信州みのわ竹細工の会」がイベントで販売した竹細工の売り上げの一部を中曽根支えあい協議会に寄付する贈呈式が4月21日、中曽根公民館(箕輪町中曽根)で行われた。
桜の下で目録を掲げる中曽根支えあい協議会の大槻謙二会長(左)と役員の柴節子さん(右)
式では同会の北澤公仁会長が同協議会の大槻謙二会長に目録を手渡した。寄付金は、4月12日に「中曽根ふれあいサロン」と同町の地域おこし協力隊が開催した「春のさくらマルシェ」で作品を展示・販売した際の売り上げの一部。同イベントには、中曽根区から80人以上、区外からも多くの人が訪れ、総勢300人近い来場者があった。
竹細工の展示スペースには多くの来場者が足を止め、作品を手に取っていたという。地元・箕輪町で採取したスズ竹で編み上げた「そばざる」やコーヒードリッパー、湯切りなどを販売し、4万円を売り上げた。その1割に当たる4,000円を、同協議会に寄付することにしたという。北澤さんは「もともとは趣味で始めたため、竹細工を販売するなど考えたこともなかったが、このような結果になって驚いている」と振り返る。
大槻さんは「マルシェは天気に恵まれ、多くの人が花見を楽しんでくれた。北澤さんらの作る竹細工も、とても繊細で魅力的。素晴らしかった。また来年も開催したい。寄付金の使途については区民が交流できるイベントなどで使わせていただければ」と話す。同会役員の柴節子さんは「今後もシニアから子どもまで、多世代にわたる区民が交流できるイベントを通じ、地元・中曽根をみんなで活性化していけたら」と意気込みを見せる。