
マルシェイベント「NAGOMI(ナゴミ)」が4月27日、伊那市創造館(伊那市荒井)で8年ぶりに開催される。主催は音楽活動を行うnemo(ネモ)。
同イベントは2006(平成19)年に始まり、「大人の文化祭」をテーマに、仲間同士でイベントを創り上げることを目的にスタートした。
nemoの原将太郎さんは「当時、上伊那地域ではマルシェのようなイベントが少なく、ものづくりや音楽を発表する場がなかったため、自分たちで場を作ろうと思った」と振り返る。2017(平成30)年以降は、原さん自身や仲間たちの子育て、コロナ禍の影響で開催を見送ってきた。コロナ禍を経てマルシェイベントが各地で増える中、再開のタイミングを見失っていたが、「みんなで協力するから、またやってほしい」という声を受け、再開を決意したという。
イベント名の『NAGOMI』には、小さな子どもからお年寄りまで誰もが和み楽しめる場にしたいという思いを込めた。当日は県内外から38店が出店を予定。音楽ライブやアート展示、飲食ブース、ワークショップなど、幅広いコンテンツを用意する。創造館3階の講堂ではアーティストのnemoと「浮(ブイ)と港」の2組が出演する。「アートと音楽が融合する空間も注目の一つ」だという。
原さんは「信頼できる仲間たちにも出店者の選定をお願いし、過去最大規模の開催となる。音楽、アート、飲食、それぞれに深く触れることができるイベントなので、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~16時。参加無料。駐車場の用意がないため公共交通機関での来場を呼びかけるほか、車で来場の際は近隣の有料駐車場の利用となる。