酒造会社「米澤酒造」(中川村大草)が11月25日、「世界酒蔵ランキング2024」で県内最高の7位に入った。
世界酒蔵ランキングは、酒文化研究所などで構成する実行委員会が運営。この1年間に国内外で開催された日本酒コンテストの受賞実績をポイント化し、上位の酒蔵50蔵を格付けする。ポイント化の対象にしているコンテストは「全国新酒鑑評会」「全国熱燗(あつかん)コンテスト」「SAKE COMPETITION(サケ コンペティション)」など10コンテスト。商品と商品を製造した酒蔵を評価することで、日本酒選びへの材料を提供するという。
米澤酒造が受賞した対象コンテストは、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」(最高金賞)、「KURA MASTER(クラ マスター)」(プラチナ賞)など。976ポイントを獲得し、最高評価となる5つ星で国内外676蔵中7位に入った。2020年は9位、2021年は7位、2022年は10位、2023年は9位と、5年連続で10位以内へのランクインとなった。
専務取締役の松下一成さんは「上位に入るのが目的ではなく、第三者評価や検証として受け止めている。近年、夏の酷暑で米が固くなるなどの変化に対応しながらの米作りと酒造りになっている。私たちがおいしいと思った物をそう評価してもらいホッとしている」と話す。「受賞した酒は特別な物ではなく、普段から店で手に取ってもらえる物。今回の評価と共に味わってもらえれば」とも。